第5話/デトロイト・ロック・シティー


このコーナーで改めて言うこともなく、オレはKISSが好きだ!!
このHPのコンテンツにまで出ているんだから、これを読んでいるみなさんもおわかりでしょう。
(肝心のKISSコンテンツはオープンしていませんが、、、)
家の中、車の中、どこでもKISSの曲が流れているのが我が家。
自分たちのバンドでも、ライブにKISSナンバーは欠かせないモノとなっています。
最後には「デトロイト・ロック・シティー」で締める!!
そんな環境下で育った子供達ですから、当然、子供達も好きになるわけです。
そりゃ火を噴いたり、空飛んだり、ギターからロケットがでりゃあ、子供の目は釘付け。
2000年の年賀状には、フミはジーン・シモンズのメイクをして登場したほどです。

ある時、買い物に行って、例のごとく車の中でKISSを聴き、家に戻ってきたときのことです。
いつもフミとは手をつないで家に入るんですが、買い物の荷物がたくさんあり、
今日はオレの前を一人で歩かせました。マユねえちゃんは早々に自分のペースで家の中に入りました。
フミはフミのペースでのんびりとオレの前を歩いています。
夕暮れ時・・・玄関まで歩きながらフミ(当時2歳半)が口ずさんでいた歌は・・・
デトロイト・ロック・シティーでした。。。
しかも! 歌の部分でなく、ギターソロ!!



「チャラララ〜♪チャララチャラララ〜♪♪ズッ(鼻をすする音)」


「いいよねぇ、デトロックシティー」って言われても・・・
親が子に与える影響の大きさを実感した日でした。

それから数年後。4歳になったフミ。
メンバー全員が全身黒タイツのアマチュア・メタルバンド「タイツ2001」のライブを
マユもフミも観ました。タイツ2001のヴォーカリストは、非常にオレに近い人物で
オレの分身?オレそのもの? って感じっぽい微妙なところなんですが、
そのバンドが、2001年にもなって「W.A.S.P」なんてコピーしてたんです。
そのライブを観たマユもフミも、初めて聴いたW.A.S.Pの「アイ・ウォナ・ビー・サムバディー」を
一度聴いただけで覚えてしまい、「あ〜い、うぉな、び〜しゃんばで〜♪」って歌ってました。
その年でW.A.S.Pはいいよ・・・っていうか、年齢に関係なくW.A.S.Pはあなたたちにとって
どうでもいいことだと思うよ。パパが悪かったよ。そんな感じです。

ちなみに最近のフミは大人になって、メタル/ハードロック路線からの脱却をはかり
ブライアン・セッツァー・オーケストラをノリノリで聴いています。