第27話/よい子の歌


子供達は学校や保育園やテレビからたくさんの歌を仕入れてきます。
2年ほど前に、マユねえとフミにウルトラマンのCDを買ってあげました。
懐かしいウルトラシリーズからマユ&フミがリアルタイムなウルトラマンまで
ウルトラ兄弟揃い踏みなベスト盤みたいなやつです。
子供向けの物は時代を問わず子供の心をつかむようで
マユとフミは昔のウルトラマンの歌もかなり気に入った様子。
なかでもマユとフミの脳天を直撃したのが「タロウ」。
「ウルトラマンNo.6♪」と言って始まるタロウの主題歌にはまってしまいました。
そして聞いて覚えて歌うわけです。。。


マユ「タァ〜ロ〜が“飛び交う”ぅ〜〜〜♪♪」

飛び交っちゃいけません、、、「タロウが飛び立つ」んです。
思わずたくさんのタロウが思い思いの方向に飛び交っている空を想像しちゃいました。

さらにマユは小学校に入ってからもいい感じの歌を歌ってくれます。
音楽の時間に習ってきた「南の島のハメハメハ大王」。
みなさんも知っていますね。「南の島の大王は、その名も偉大なハメハメハ♪」
そうです。偉大なんです。ハメハメハは偉大なんです。
でもマユねえにかかるとこんなもん。。。


マユ「南の島の“代表”は♪♪」

なんかスケール小さくなってるし、、、
あんまり偉大っぽくありません。
一応、島の中ではそれなりのポジションなんでしょうけど
“大王”と“代表”では大分差があります。。。

そして今度はフミの歌。
車の中で、マユが学校で覚えてきた歌などを歌います。
知っている歌ならフミも歌うんですが、知らないと歌えず寂しそうな顔をします。
そしてその日に歌っていたのは「ドレミの歌」。


マユ「ドはドーナツのド。レはレモンのレ〜♪」

まだフミはこの歌を知りません。でも今日は寂しい顔をするだけでなく
自分も積極的に参加して歌う事にしたようです。
なんか自作して歌ってもいいや!と思ったらしいんです。
全然オッケ〜!! 自分たちだけのドレミの歌でもいいじゃないですか。
さてフミが作ったドレミの歌を聴きましょう。。。


フミ「“ロ”は“ロック”のロ〜♪♪」

フミ、、、面白いよ。音階に“ロ”がないのは知らないんだからいいとして
普通の5歳児は「ロ」ときて「ロック」とは言わないぜ、、、
こんな子供に誰がした。するつもりはなかったけどオレのせいだな。
パパ的にはフミには満点をあげます。。。

フミは大きくなったらバンドやりたいらしいんだよね。
でもよく聞くと「タイツになりたい」って言うんだよね。
タイツ2001のライブを観てから、我が子の人生が少し変わったようで怖いです。